
村上碧(むらかみ みどり)
1983年生まれ
西洋占星術講師
学習院大学文学部史学科卒
英国占星術協会会員
占星術とその学習を通して、自分自身の資質や人生の流れを多面的に読み解くサポートを行っている。
単なる吉凶判断や表面的なキーワードの理解ではなく、その人の個性や背景、今置かれている時間の流れまで含めて丁寧に見ていくことを大切にしている。
講座では、占星術の知識を増やすだけではなく、受講生一人ひとりが「自分で読める」感覚を育てられるよう指導。
基礎からわかりやすく、かつ他のスピリチュアル要素を混ぜず、本質を損なわずに伝えることを重視している。
占いを「自分や他者を決めつけず、より深く理解するための学び」としてとらえ、西洋占星術の魅力を発信する。
占いと西洋占星術についてのスタンス
占いというと「当たるも八卦、当たらぬも八卦」のエンターテイメントを思い浮かべる方も多いかと思いますが、わたしはその側面だけを見て占いという世界を単なる迷信と断じてしまうのは、非常にもったいないと感じています。
西洋占星術に限らず、どの占術にもそれを成り立たせるだけの膨大な知識と要素、そして世界観があります。いずれも、人の持つ資質や才能・運命を読み解き、災いを避けたい、あるいは幸福を追求したいという、人類普遍の願いからくる努力の積み重ねの末に生まれたものです。
だからこそ、わたしは占いを単に「当たる・当たらない」で消費されるだけのものにはしたくないと思っています。先でお伝えしたように、占いは人間という存在をより深く理解するためのひとつの道具であり、長い時間をかけて磨かれてきた叡智でもあるからです。
西洋占星術を知るメリット
たとえばわたしが得意とする西洋占星術は、その人がどのような資質を持ち、どのような場面で力を発揮しやすく、またどのようなテーマに悩みやすいのかを、多面的に見つめる手がかりを与えてくれます。それは、未来を一方的に言い当てるためのものというよりも、自分自身の傾向や可能性を知り、他者との違いを理解し、この世界をより丁寧に生きていくための視点をもたらしてくれるものだと思うのです。
人は、自分のことを知っているようでいて、案外よくわからないものです。なぜ同じことでつまずくのか、なぜ特定の関係の中で苦しさを感じやすいのか、なぜある場面では自然に力を出せるのか。占いは、そうした問いに対して、すぐに単純な答えを与えるというよりも、自分を見つめ直すための言葉や枠組みを与えてくれます。
また、それは自分を理解するためだけのものでもありません。人にはそれぞれ違った性質やリズムがあり、価値観があり、物事の受け取り方があります。占いを通してそうした違いに触れることは、自分とは異なる他者を理解しようとするまなざしにもつながっていきます。わたしはそこにも、占いの大きな価値があると感じています。
占いは万能ではない、けれど…
もちろん、占いは万能ではありませんし、人生のすべてを決めてくれるものでもありません。けれど、自分をより深く知り、自分らしい選択をしていくための補助ツールとして、あるいは人間という存在の奥行きを感じるための道しるべとして、占いは今なお豊かな力を持っているのではないでしょうか。
占い師さんによって色々な価値観があるかとは思いますが、わたし自身は占いを、当たり外れを競うためのものではなく、自分と他者を理解し、この世界をもう少しやわらかく、もう少し深く見つめるための知恵として扱っています。
