こんばんは、村上碧です。
今日は冬至です。冬至というのは太陽が山羊座の0度に入ること。
その瞬間をとらえたホロスコープ、「冬至図」は四季図のひとつで、国の動向を読み解くのに不可欠なもの。春分図の読みをサポートする役割をもちます。
春分図は来年の春分までの1年間の範囲(特に春分~夏至)をカバーしますが、冬至図はそのなかの冬至から次回の春分までの範囲をカバーする…というわけです。
なので、有効期間は来年の春分までになります。(2017年の春分図と、四季図(マンデン占星術)ついてはそれぞれこちらの記事をみてみてくださ~い)
2017年の冬至図はこちらです。
こちらの記事では、これから来年の春分まで、日本の様子がどうなっていくかをわたしなりに読んでみますね。
国家のイメージを示すアセンダントは、バランスを重んじ、争いごとを好まない天秤座。
ですが全体を見ると、10個のうち7個もの天体が、第1~第3ハウスまでの間に集中しています。
また、その他の星もほぼ北半球におさまっており、南半球に入っているのは天王星のみ。
(ちなみにホロスコープでは東西南北がいずれも反転します)
アセンダントの性質上、基本的に派手な振る舞いをすることはありませんが、内実では自国の利益を最優先した理念のもとに政治が動いていきそうな雰囲気です。
ですが、天王星はアセンダントにオポジションをとっていますし、第1ハウスにはともに蠍座の火星と木星が入っているので、
「必要とあらば」目に見えて強固な路線を打ち出す可能性もあるでしょう。
また、山羊座に太陽、土星、冥王星と3つの星が入り、うち冥王星はICにゆるくコンジャンクションです。
山羊座が強調されているチャートと言えます。
山羊座は伝統と格式の星座であり、冥王星は普通では考えられないことがらを示しますが、
これが国家とその基盤を示すICに強く影響するというとらえ方ができるでしょう。
ちなみにわたしはこれを見て天皇陛下の生前退位を思い起こしました。
おりしもおとといに土星が山羊座入りし、本来のポテンシャルを発揮していく期間に入りましたが、
土星は試練や困難、構築の天体です。
その影響で、「真に重要でないもの」「役に立たないもの」は正当なかたちで淘汰されていく流れになりますが、
春分までの期間に関しては、より国家に関連するようなものごとの周辺でこういったことが起こりやすいかもしれません。
また、ハウスの面で見るとかなり第3ハウスが強調されています。
金星、太陽、土星、冥王星の4つが入室です。
第3ハウスはビジネスや初等教育の領域ですが、やや波乱含みな印象。
太陽や金星を見れば金銭的に豊かになったり、学びのもたらす恩恵を受けられそうなイメージですが、
土星と冥王星に焦点をあてると、抑制されたり停滞したり、あるい強制終了させられるイメージになるので、
第3ハウス的な領域に関しては社会的に「格差」がより生じやすいときなのかもしれません。
行き当たりばったりでことに当たると後者のほうになってしまいかねませんので、
ビジネスに関してはきちんと事業計画を立てる、教育方面に関しても学資の準備や進路に関するリサーチを怠らないマメさが重要になってきそう。
これからの3ヶ月間は、「伝統や慣習の見直しと計画性」を意識した生活をしていくことがテーマになりそうですね。
このリーディングが来年春分までの過ごし方の参考になればと思います。