前回「その人らしさを作るパーツ」、10天体についてお話しました。こちらの記事では、そのパーツに「キャラ」を与える12星座について解説していきますね。
(星座は正しくは「サイン」といいますが、ここではわかりやすい「星座」という言葉を使って書いていきます)
今回はまず、このホロスコープの外円を見てみてください。赤マルをつけてあるのが、12星座の記号になります。

「自分の星座の記号くらいなら知っている」…という方も多いのでは?
雑誌などの星占いでご存知の方も多いと思いますが、12星座にはそれぞれちがう個性があります。ざっくりと図にすると、こんな感じ。

この星座たちが、10個の天体にそれぞれキャラを与えることで、「その人らしさ」が作られていくのです。
…といってもまだピンとこないと思うので、先ほどのホロスコープで見てみましょう。
ここで前回の、10天体の意味の表も見ながらご覧くださいね。

例のホロスコープ(仮にAさんのものとします)を見ると、「社会的なキャラ」を表す太陽は双子座にあります。
双子座は「知的で軽やか」なキャラを持っていますので、
Aさんは家の外では「知性ゆたかで、コミュニケーション上手な人」として振舞っていることがわかります。
続いて、「プライベートなキャラ」を示す月は射手座にあります。
射手座は「自由でおおらか」なキャラを持っていますので、
Aさんは家の中や心許せる人の前、リラックスできる環境下では、「伸びやかで、細かいことにこだわらない人」になることがわかります。
もう少しいってみましょうか。
「学習し、思考し、表現する力」を示す水星は牡牛座にあります。
牡牛座は「五感にすぐれ、おっとりとした」キャラを持っていますので、
Aさんは「ていねいで、優美なコミュニケーションを取る人」だということがわかります。
…とこんな風に、10天体のそれぞれの意味と、12星座のキャラの意味を足し算していくわけです。
今回はボリュームの関係で水星までの3天体までを見ましたが、今までの内容をまとめると、
「Aさんは、知性豊かで、コミュニケーション上手な人(双子座の太陽)。
人当たりは柔らかく、ていねいに、相手を安心させるコミュニケーションを取ります(牡牛座の水星)。
そんなAさんですが、プライベートや心許せる人の前では、伸びやかで、細かいことにあまりこだわらない人になるでしょう(射手座の月)」
といった感じになります。いかがでしょうか?3天体だけでも、これだけわかるのですね。
10天体と12星座の組み合わせだけでもかなりの情報量!なのですが、
実は出生時間までわかると、「天体の力をどういう分野で発揮できるかもわかる」というすばらしいオマケがついてきます。
これは「ハウス」という概念なのですが、くわしくは次の記事で解説しますね。
「才能や向いている分野が知りたい」、という方は必見です。
それでは、④に続きますね。