①の入門編では、西洋占星術についてをざっくりお話しました。今回からはもう少々深いところ…ホロスコープのしくみを、数回にわけて解説していきますね。
今回のテーマは、ホロスコープに散らばる星の数々…「天体」についてです。
下のホロスコープを見てみると、図の内円の中に赤マルのついた記号が散らばっています。
全部で10個ありますが、これらが天体たちです。
(マルがついていない記号は天体ではないのですが、リーディングには使う重要なポイントです。ここではくわしい説明は割愛します)

10個の天体は、「その人らしさを作るパーツ」。
それぞれに意味がありますが、ざっくりと表にまとめるとこのようになります。

これらの天体は誰もがホロスコープの中に持っているものですが、ひとりひとり配置…つまり、「それぞれの星が12星座のうち、何座に入っているか?」が違います。
わたしたちが親しんでいる「○○座」というのは、10天体のうちの「太陽」だけを見ているもの。
もちろん太陽は基本的な性格を見るときに欠かせない天体なので、超・重要な星ではあります。ですが、10天体のうちひとつしか見ていないということになるので、その分あいまいで大ざっぱな分析になるのはいうまでもありません。
そのためで、「今イチピンと来ないな(あんまり当たっていない)…」と感じる方も多いでしょう。
実際は、10天体と12星座がこれらが複雑に、深くからみあって、「その人らしさ」をつくっているのです。
そこで次回は、12星座(サイン)について解説しますね。
12星座は、天体に「キャラ」を与えるもの。星座はそれぞれにちがった個性を持っていて、天体の発揮するエネルギーの方向性を決めるものです。
例えば、金星は「恋愛の傾向」を示しますが(これはおそらく気になる人、多いと思います笑)、
金星が牡羊座にある人…計算せずに果敢にアタックするタイプ
金星が牡牛座にある人…おだやかで奥手なので、時間をかけてアプローチするタイプ
金星が双子座にある人…ウィットに富んだ会話でスマートにアプローチするタイプ
…といった感じで、同じ天体でも読み方がこんなに違ってくるんです。
(ほんの一例ですけれどもね)
難しそうですか?いいえ、心配しないでください。
10天体と12星座がわかると、太陽星座だけでは解き明かせなかった自分のキャラクターの謎がどんどんとけはじめて、とても楽しくなってきますから!
ではでは③に続きます。お楽しみに。