こんばんは、村上碧です。
今回の記事は昨日Twitterであげた内容↓の補足的なものになります。
ここ1年ほどでなぜか、「占星術を学べば意中の人がツイン(?)orソウルメイト(?)か分かりますか?」と問い合わせ等で尋ねてこられる方が増えました。
そのほかにツイン or ソウルメイト同様、「引き寄せの法則」に関連するお問い合わせもちょくちょくいただきます。(ホロスコープと引き寄せは連動していますか?=ホロスコープの内容に従えば幸せを引き寄せられますか?等)
今回の記事は今後のミスマッチを防ぐ意味合いも含めて書かせていただくのですが…まず最初にお伝えしておくと、わたしはそちら方面の言説には懐疑的な立場なのです。ご期待に添えず、申し訳ありません。
そのほかにもポジティブシンキング、天使、「実はわたしは宇宙人」などの話も苦手です;
(わたしは地球人なので…)
ここから先は、それをふまえた上でお読みくだされば幸いです。
(逆に上記のようなニューエイジ系スピにド傾倒されている方は、たぶん読まない方がいいですし、読む必要もないかなと思います)
Contents
一応、強い縁を示す配置というのはあります
一応、占星術には相性を見る技法はあります。
それに基づくと、
➀相性の良しあしを超えた強い縁を示す配置
②良い相性の配置
③良くない相性の配置
という見方がありはするのです。
が、「では、➀のような配置があればツインなんですか!?」みたいに鼻息荒く問われると…正直な話、少々辟易してしまいます。
そもそも、証明などできない話
実は、わたしと主人のホロスコープを重ねて見ると、➀にあたる強い縁の配置があります。
ですがわたしは「旦那はわたしのツイン(ソウルメイト)だ!」的な確信を得たことは全然ないですし、そう思おうとしたこともないです。
というのは、「自分と相手が特別な縁で結ばれているかどうか」という部分は、わたしからするとどこまでいっても・何をしても永久に証明しえないこと、という認識。
なので、無理やり解明して(したつもりになって)よりどころにしようと試みることに、そもそも興味関心がないのです。
「まあ、『占星術上』は強い縁の配置があるんだな、だったら嬉しいな」、というレベルにとどまります。
今までの体感で得た「相性」のリアル
リアルな話、強い縁の配置があっても、結婚生活は100%バラ色ではなく、日々山あり谷あり。これは何もわたしたちに限らず、ほとんどのご夫婦がそうでしょう。
それに経験上、強い縁の配置or相性のよい配置があってもうまくいかない、逆に相性が悪くても円満にやっているカップルはごまんと存在します。
夢を壊すようで申し訳ありませんが、実際はそんなものです。
では、占星術で相性分析をする目的とは?
ではなんのために占星術で相性を分析するのでしょうか。
個人的には
「運命的な要素・相性の良し悪し関係なく、占星術を通してお互いの相性をとらえなおし、何に気を付けて・何を生かして2人の関係性を有意義にするかを考えるため」
が目的だと思っています。
このあたりは相性の読み方を学べばわかることなのですが、相性が良いカップルでも必ず何かしらの注意点はありますし、逆もまたしかりで相性の悪いカップルでも、必ず何かしら妥協点や前向きな関係性をつくるためのポイントというのがあります。
カップルごとに「良し悪しの割合のちがい」があることは否定しませんが、100%いい相性もなければ、100%悪い相性もありません。それだけ人間同士の織り成す絆というのは一筋縄ではいかない、精妙なものなのです。
「相性が良いなかにも注意点を、悪いなかにも打開策を見つけられる」。これこそが占星術で相性を見るいちばんの意義であり、強みだなぁと、わたしは思っています。
もちろん、占いで「あなたと彼は強い縁があります!」とか、もっというと「あなたと彼はツインですよ!(←わたしはこのような言い方は一切しないですけれども)」みたいに言われれば、嬉しくてなんとなくテンション上がるのはわかります^^;
ですが、「運命的なつながりを見つけることだけに固執すると、より大事なその他の部分を見落としかねませんよ」…ということを、なんとなく言いたくなったのでした。
ちなみに…「わたしが苦手なものを好きな人は苦手」というわけではありません
なお、一応おことわりしておくのですが…、下記の過去記事で書かせていただいているように、わたしは基本的に「それぞれの方が、信じたいものを信じていればよい」というスタンスではあります。
(よっぽど悪辣なものであれば話は別ですが)
実際、わたしの講座の受講生さまでも、エンジェルカードやレイキ等を併用したセッションを行っている方がいらっしゃたりしますが、それに対してわたしが何か口をさしはさむといったことは一切ないです。
もちろん「講座中」にそういった他要素を持ち込み、リーディングに反映される・あるいは他要素をブレンドした講義をわたしに期待されるのは困ってしまいます(そういうカラーの占星術師さんや講師さんは、探せば他にいらっしゃると思いますので…)。
が、「講座外」では各自のリーディングスタンス・カラーはそれぞれ自由であってしかるべきと思いますし、尊重もさせていただいています。
わたしが苦手なものを好きな方はたくさんいらっしゃいます。ですが、だからといってわたしはその方々までを苦手になるわけではありません。
その点、悪しからずご了承くださればと思います。