乙女座の漫画家・Sくんの思い出

こんばんは、村上碧です。


今回はひさびさに占星術エッセイ。

とある漫画家・Sくん(実際のイニシャルとは関係ありません)の思い出を、乙女座のキーワードとともにたどったものになります。

今回の話の主人公・Sくんは中学の同級生でした。

どこか大人びていながらも分け隔てのない、とても気のいい性格で、たくさん友達がいた子だったように思います。


そんな彼、中1で初めて出会った時にはもうすでに「漫画家」を志していました。

いちばん印象的なのは大学ノートに自作の漫画を描き、それをクラスメイトに読んでもらっては、熱心に感想を聞いてまわっていた姿です。

また、何かの雑誌でしたが(詳細忘れてしまった)、それに有名漫画家さんが選者をつとめる投稿コーナーがあり、毎月かかさず作品を送っては採用されていたりも。


結構スゴイことなのにいっさい鼻にかけたりはせず、また次も載せてもらえるように!と頑張っていましたし、ボツにされた時は悔しがりながらも、どこか、その理由を冷静に考えているような口ぶりでした。

 

とにかく、「漫画」というものへの情熱や努力が、ハンパなかったのです。

 

その一方で、彼は頭もかなり良く、学業もけしておそろかにしませんでした。成績はいつでもトップクラスで、テストの結果が出るたびに「あいつ、勉強もデキてすごいよな…」とまわりから囁かれていました。

つねづね「将来は漫画家になりたい」と口にしていましたが、彼のひととなりや頑張りを知っている人なら誰でも、「こいつなら絶対なれるはず」と思っていたにちがいありません。

 

そう思わされる何かが、彼には確かにありました。

 

そんなSくんは、太陽が乙女座の人です。

 


乙女座のキーワードは、「I analyze(わたしは分析する)」。

乙女座は、12星座の中ではいちばん強い「自己反省」のエネルギーを持っていて、いつでも自分のやってきたことについて振り返り、問題点やアラを見つけ出し、それを改善していく…という性質を持った星座です。

 

漫画を友達に読んでもらってレビューしてもらう

何度も漫画を投稿しトライ&エラーを繰り返す

勉強も漫画もきちんと両立する

 

まさに中学時代(そしてそれ以降もきっと)、彼は乙女座のエネルギーをいい方向に、全力で使っていたのだなあ…と今更ながらに思います。

20代後半になって「Sくん、○○(超有名商業誌)で連載持ったんだって!」と聞いたとき、わたしは他人事ながら本当に、本当に嬉しかったです。

それと同時に、

「そりゃ、あれだけやって夢がかなわないわけないよね、彼はちゃんと、真剣に努力をしていたもんね…」

という安心感・腑に落ち感?みたいなものもありました。

これはホントの話ですが、わたしは何か壁にぶち当たったとき、面倒なことに心が折れそうなとき、いまだにSくんのことをふっと思い出すことがあります。

そうすると、不思議と「わたしもああいうふうに頑張らなきゃな…」という気持ちになれるのです。


わたし自身はIC(イムム・コエリ)が乙女座なのですが、ICは「意識の底に隠れた要素」を示すポイントで、そこを満たすことに潜在的な欲求を持つとも言われています。

なので、乙女座の太陽のエネルギーを存分に、目に見える、前向きな形で発揮していたSくんは、とりわけわたしの目に眩しく映っていたのでしょう。

中学を卒業してから20年近くたった今も、わりと彼のことをよく覚えているのは、そういうところも影響しているのかもしれません。


もうお互いすっかりいい大人になっているはずで、この先話ができる機会なんてないと思いますが、わたしはいつまでも彼のことを、勝手に応援し続けるつもりです。


がんばれ、Sくん!

 




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