こんばんは、村上碧です。
占い師をやっているとよく聞くのが、「病んでいるお客さんに依存されてツライ」という同業者の声。
ですが、わたしは活動を始めたごく初期を除いては、ほとんどそういったクライアントさんに遭遇したことはありません。理由はシンプル。
わたしは今までセッションご案内ページに「お受けできないご相談」という一覧表を載せてきたのですが…
そのなかの一つに「精神科・心療内科に通われている方・それに準ずると思われる方からのご相談」という項目を含んでいたからです。
(現在生徒さんサポートのため、セッション受付は一時停止しています)
■わたしが載せている「お受けできないご相談」一覧表
・生死、寿命、妊娠時期に関するご相談
・人の不幸を願うようなご相談
・行方不明者の捜索など、事件性のあるご相談
・警察や司法にお任せしたほうが良いと思われるご相談
・投資、投機、ギャンブル等に関するご相談
・精神科、心療内科に通われている・またはそれに準ずると思われる方からのご相談
・不倫のご相談(されている側ならOKですが、成就させたいはNG)
・18歳未満の方からのご相談
・その他占いで解決の糸口をさぐるには不適切、またはその段階を過ぎていると思われるご相談
字面にするとめちゃくちゃカタいですね…^^;
ちなみにこれを載せる前はどれかに該当するようなクライアントさんからの依頼もちょくちょく入っていましたが、載せてからはぱったりです。
「そんなの冷たい!」と思われる方もいるかもしれませんが……
わたしとしては、本来占いで対応しきれないようなクライアントさんを下手に受け入れる方が、かえってこういった方々を泥沼にはまらせてしまうのではないか…と思うのです。
わたしが出会った病み客さん実例
実は先ほど書いた「お受けできないご相談」を載せる前は、このような方々からも依頼が来ていました。
①メンタルクリニック(精神科)に通院中
②リストカッターさん
③数日とあけずに依頼をしてくる占い依存さん…など
こういったクライアントさんの依頼をを引き受けるかそうでないかは、完全に占い師側の運営ポリシーにかかってきますが…
わたしの場合は次第に「これは最初からお断りしたほうがいいだろう」という気持ちが強くなっていきました。
そもそも、「占い」で対応できるような方々ではない
というのは、こういったお客さまは、そもそも占いの範囲内で対応しきれるような方たちではないことも多いです。
「病み」の度合いは人それぞれではありますが、占いではなく、メンタルクリニックにお任せしたい案件。特にさっきあげたパターンの①②なんかは、シロウト目にみても明らかに医療の助けが必要な段階ではないでしょうか。
それをなんの精神医学的 or 心理学的知識も学識もない占い師が、「救ってあげなきゃ!」なんて親切心ひとつでしゃしゃり出ていくのは愚の骨頂。
それこそおごりで、本来占い師の出る幕なんかではない…とわたしは思っています。
精神科医や心療内科医、臨床心理士なんかの資格を持っている占い師さんなら、また話は別かもしれませんが…。
占いは、精神的に安定している人が使ったほうがいい。だから、断るのも優しさだと思う
占いというのは、本当は精神的に安定している人が使った方が、よりその良さを生かせるとわたしは思っています。
といっても占いをしたくなるときってほとんど何かに悩んでいたり、行き詰まったりしている時だと思うので、なかなかその線引きは難しいのですけどもね。
ただ、明らかに「占い」で対応しきれないような要素を抱えているようなクライアントさんは、下手に対応することによって「病み」が長引いたり、こじれたりする可能性も大きく、最悪共倒れになる危険性だってあります。
なので、自分の手に余るような案件・クライアントさんに関しては、最初から受けない方がお互いのため…というのがわたしの考え方です。
わたしのように「お受けできないご相談~」を掲げるのは、占い店や占い会社に雇われているような占い師さんだとなかなか厳しいところもあるかもしれません。(だって、占い会社としてはこういう「病み要素」があるクライアントさんのほうが、依存性が高くてカモにしやすいですからね)
ですが、わたしのように個人で開業している方なんかは今すぐできる施策だと思うので、もし病み要素を抱えたクライアントさんの対応に苦慮していたらやってみるのも手かもしれません。
ちなみに、依頼の数は減るかもしれませんよ^^;
「病み客さん」以外にも占いで対応できないたぐいの案件(「行方不明者を探して」など)を持ってくるクライアントさん、個人的な良識上、お受けしたくない案件(わたしの場合は不倫成就など)を持ってくるクライアントさんの対応については、また別の記事で書こうと思います。