こんばんは、村上碧です。
先日6/19は桜桃忌。小説家・太宰治の命日でした。
太宰治の作品は「人間失格」とか「斜陽」あたりが超有名ですが、
わたしは思春期まっただなかに太宰治にハマり、あらかたの作品は
(ネクラって言わないでください)
ちょっとホロスコープ出してみるかと思って出生情報を調べると、
(レクティファイ…出生時間不明のホロスコープから、推定出生時
ですが、この時刻でとりあえず素直に入力して出したところ、これがなかなかに面白か
おとといの夜、Twitterでいろいろ考察してたら止まらなくなってしまった
今回は完全に個人的趣味な内容で、桜桃忌も終わってて旬をのが
(繰り返しになりますが、出生時間は正確なものではないので、そこはご了承ください)
ギャップで惹きつけるオトコ
まず、こちらが太宰治のホロスコープです。
■太宰治 1909年6月19日 青森県 16:44(レクティファイ時刻?)

双子座と蟹座にそれぞれ太陽・月を含んだ天体が集中しています。
つまり、
双子座と蟹座というのはとなり同士の関係ですが、
双子座は知的・軽やかで言語感覚にすぐれていますが、
太宰は双子座に太陽、水星、
ですが、蟹座には月と金星、
また、この配置は恋愛やドラッグに依存しやすそうですが、
たくさんの女性が太宰の魅力に惹かれ、
なんて思わされてしまったのかもしれませんね。
双子座的作品と蟹座的作品
あと、太宰治のホロスコープを見て気づいたのは、彼の作品って「
たとえば太宰治といえば、「人間失格」や「斜陽」
太宰の半自伝的作品。
没落華族のかず子、その弟直治、姉弟の母、そして既婚の作家・
これらの作品って、直球でいうと「陰鬱な感じ」が特徴ですよね。
蟹座のネガティブキーワードには、落ち込みやすい、依存的、
まさに「蟹座的作品」と言えるかもしれません。
ですがその一方で、
比較的目だたないものが多いんですが、わたしが個人的に好きな「
「瘤取り(こぶとりじいさん)」「浦島さん(浦島太郎)」「
小4の時に読んだのが最初だが、ウサギが16歳の美少女、
オリジナルもなかなかに残虐な仇討ちモノだが、
26歳のアラサー男子が、
「仕事やら勉強やら恋愛やら、
という相談の手紙を、とある作家に送る話。
最後の最後に作家から返事がくるのだが、「はいはい(呆)」
青扇という男に家を貸してくれと頼まれ、承諾する主人公。
「こいつホントはただものじゃないんじゃ…!?」
「一般常識から逸脱している人って、ぱっと見なんだかスゴイ奴にも見えてしまいやすいよね」、というこれまた皮肉に満ちた話。
そしてラスト、よりによって青扇は占い師(手相観)に転身する。
双子座には軽やか、ユーモア、皮肉といったキーワードがありますが…
こんなふうに、双子座的なイメージを連想させるような作品ってほかにもたくさんあるんです。
で、太宰の作品を全体的に見るとこんなふうに、「双子座的作品」と「蟹座的作品」にわけられるんじゃないかなと思ったんですよ。これはなんだか面白い思いつきでした。
世間的には全然、「蟹座的作品」のほうがザ・太宰というイメージだと思いますけどね。
余談・もしこの出生時間で見るならば
あとここからは、「出生時間16:44説をまるっきり支持して読むなら」という前置きをつけた上での話になってしまうんですが…
まずアセンダントが蠍座というのはいかにもらしいなと。
蠍座はよくセクシーなんて言われますが、実際にどこか異性を惹きつける磁力をおびた星座です。
先ほど書いた月・金星・海王星のコンボも効いてますが、実際、太宰は始終女性と縁の切れない人生を送りましたし、あげくの果てには愛人と入水自殺して自分の誕生日を命日にするというレジェンドまで打ち立てました。
また、意識の奥深くを示すICに、魚座の火星がコンジャンクション(0度)しています。
魚座はファンタジーや目に見えないモノを示しますが、それを追い求める火星がICと接しているということは、ある意味常に死へのあこがれを抱えていた…というふうに見ることもできるかもしれません。
まとめ
太宰のホロスコープを意識しながらあらためて作品を読んだり、彼の人生に思いをはせてみると楽しいよ!という話でした。
あと出生時間に関してはいさぎよく正午で出すか迷いましたが、Twitterにあげたホロスコープもこの時間で出してしまったし(汗)、16:44説もわたしにはしっくりきたので、この記事の方でもあえて採用してしまいました。
(ただ、この仮説を出したご本人はまだ検討の余地があると考えていらっしゃるようですので、念のため付け加えておきまする)