西洋占星術における水星は、ホロスコープ上では☿の記号で表示されます。
太陽から28度以上離れることがないため、誰でも太陽の近くにあるはずです。
水星は、思考やコミュニケーションをつかさどる天体になりますが、水星の星座やハウスを見ることで、その人のものの考え方や、意思疎通のパターンがわかります。
また、ビジネス・商売の星でもあるので、それぞれの水星のイメージに合うようなお仕事を選ぶとうまくいきやすくなるかもしれません。
(このあたりの話は「職業的な特徴」を示すMCというポイントもかなり大事ですが、こちらはまたの機会に)
ちなみに占星術上よくニュースになる「水星逆行」というのは、年に3回程度、水星の運行が逆向きにさかのぼるように見える現象のこと。
この期間中は水星の象徴するあらゆるものごとが、うまく立ち行かなくなるとされています。
ミスが増えやすい、行き違いが起こりやすい、ビジネスが停滞しがちになる…なんて言われているのはそのためです。
けれども見方を変えれば、水星逆行のプロセスを通して、人は自分の考え方をちょくちょく振り返り、見直すチャンスを与えられている…とも言えます。
他の天体はそれぞれのキャラがかなり個性的なので、けっこう地味な存在になりがちな水星ですが…実はそうした調整役のような効果もあるんですね。
これを書いている今は、ちょうど水星逆行中です。
みなさまもいちど水星の星座で自分の思考パターンを知り、それをこれからどう活かしていけばいいか、ゆっくり考えてみると面白いかもしれません。
■ご自分のホロスコープを作ってみたい方はこちらの記事をどうぞ
どの記号が何座にあたるかと、星座ごとの大まかなイメージはこちらをご覧ください。
