こちらでは西洋占星術における火星について解説していきますね。火星はホロスコープ上では、♂の記号で表されます。
火星は古くは「戦い」や「災い」をもたらすとして、忌み嫌われてきた歴史があります。
実は10天体は「吉星」と「凶星」に分けられるのですが、火星は凶星にあたります。
ちなみに吉星、凶星のうちわけはというと…こんな感じ。
太陽、月、金星、木星
【凶星】
火星、土星、天王星、海王星、冥王星
【中立】
水星のみ
火星は土星と並んで「凶星の代表選手」のように扱われているようなところがありますが、実はなければないで非常に困る星なのです。
確かに火星は「戦い」や「トラブル」という意味がありますが、同時に「モチベーション」、「自己主張」、「情熱を傾けるもの」も示します。
入っている星座やハウスを見ることで、「どんな物事に燃えるか」、「どんな方法で自己主張していくか」、「何を熱狂的に追い求めていくか」がわかるのです。
つまり、火星を読み解くことでその人の「やる気スイッチ」が見つかる…ということになります。
もし火星がなかったら、ものすごく平和な代わりに張り合いがない、超がつくほどつまらない世の中になってしまうと思います。
確かに取扱注意ではあるのですが、占星術師の読み方と、ご本人の生かし方次第で、人生に活力を吹き込ませることができる星でもあるのです。
これは他の凶星でも同じことがいえます。
凶星はむやみに怖がったり、逆に必要以上にポジティブすぎる読み方をしても意味がありません。
真正面から自分の凶星のいいところ・よくないところと向き合い、両方丸ごと受け止めると、自分だけの使い方を知ることができます。
そしてそれが、あらゆるトラブルを未然に防ぐことにもつながっていくのです。
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