こんばんは、村上碧です。
今日は夏至です。
夏至というのは太陽が蟹座の0度に入ること。
その瞬間をとらえたホロスコープ、「夏至図」は四季図のひとつで、国の動向を読み解くのに不可欠なもの。春分図の読みをサポートする役割をもちます。
春分図は来年の春分までの1年間の範囲(特に春分~夏至)をカバーしますが、夏至図はそのなかの夏至から秋分までの範囲をカバーする…というわけです。
なので、有効期間は今年の秋分までになります。(2019年の春分図と、四季図(マンデン占星術)ついてはそれぞれこちらの記事↓を見てみてください)
2019年の夏至図はこちらです。
こちらの記事では、これから秋分まで、日本の様子がどうなっていくかをわたしなりに読んでみます。
日本の置かれている状況を示すアセンダントは、春分図同様「突き進む」エネルギーの牡羊座。国民の状況を示す第1ハウスには解放と先鋭の天王星が入室しています。
5月に令和という新元号がスタートを切り、心機一転している人々の心境をあらわしているかのようですが…チャートそのものを全体的に見るとかなり緊張感に満ちた配置になっています。
まず第4ハウスには水星と火星が、第10ハウスには土星と冥王星が配され、お互いにオポジション(180度)に。
夏至の少し前には川崎市登戸での殺傷事件や、農水省元次官による家庭内殺人、大阪での拳銃強奪事件などの出来事があり、世間を騒がせましたが、それぞれの事件の根底にはひきこもりや家庭内暴力、精神疾患(もちろん、そのせいで犯罪を犯したと断じることは絶対にできませんが)などのファクターがからむものでした。
また、男性の育児休暇取得の義務化が提言され、賛否が巻き起こるといったこともありましたね。
第4ハウスはよく「基盤のハウス」と言われますが、社会保障や福祉的支援、家庭に関することもカバーします。上記のような出来事をきっかけとしてか、これらの在り方を見直そうとする機運の高まりがみられます(水星&火星のコンジャンクション)。
ただ、正反対の「政府のハウス」である第10に土星や冥王星がありますので、なかなかすぐに何かが変わるというわけではなさそうですが、夏至を境に時間をかけて、より前向きで、大きな世論のうねりが生じていくかもしれません。
また、第12ハウスにある海王星は、金星・木星とそれぞれスクエアをとり、Tスクエアという柔軟の複合アスペクトを形成しています。
第12ハウスは犯罪の領域で、海王星はあいまいなこと、うやむやになりやすいことを示しますが、、金銭の金星、ともするとルーズさに転じやすい木星とスクエアを形成しているところを見ると、詐欺事件等がより多発する可能性も考えられますので、一層の注意が必要です。
希望の持てる部分としては、金星・木星・月からなるメディエイション(調停)の複合アスペクトがあることです。
月は国民そのものを示しますが、水瓶座に入っています。水瓶座は合理性と高い知性の星座です。金星と木星の配置の影響で、秋分までの間は気分が浮つきやすかったり、アップダウンが激しくなったりしやすいですが、空回りしそうな気配があるときは、「より実際性が高いこと」から取り組むことを思い出せば、感情の手綱を取ることができます。
このリーディングが、秋分までの過ごし方についてなにか参考になればうれしいです。