受けたくないご相談ってどうするの問題~ 「辞退」もひとつの選択肢

こんばんは、村上絵梨子です。

 

今回は、「自分が受けたくないような案件をどうするか?」について、わたしなりに思っていることを書いてみますね。

 

(以前書いた「占いでは対応できない病み客さんをどうするか問題~断るのも優しさだと思うのだ」の続き的な記事になります)

 

占い業をやったことのある方ならわかると思うんですが、「セッションします!」とひとたび宣言すると、びっくりするくらい色々な内容のご相談が寄せられてきます。

 

よくある恋愛・結婚相談や仕事の相談から、予想だにしないような奇想天外なご相談まで、それはもう本当にバラエティ豊かに…。

 

しみじみ、人の数だけ悩みの種類や重み、価値観はさまざまだなと思い知らされます。

 

ですが、たびたび自分の良識的に引き受けたくないようなご相談・もしくは苦手なご相談に当たることもありますよね。

 

わたしの場合だと、不倫成就(されている方なら全然OK)、生死や寿命、妊娠時期に関するご相談、メンタルクリニックにかかられている方からのご相談なんかがそれになります。

 

(わたしがお受けしていないご相談については、こちらの記事に一覧表で載せています)

 

ではそういう時って、一体どうするのがいいのでしょうか?

 

シンプルに、「辞退する」という選択肢

 

わたしならシンプルに「辞退する」というチョイスをします。

 

というのは、そのご相談を受けることで、わたし自身が不安定になっていたのでは本末転倒だからです。

 

もしわたしが不倫成就を希望されるクライアントさんのご相談を受け、「想いを貫きとおしてください」といった方向性に話が進んだとします。

 

その結果、実際お相手の既婚者さんが離婚でもされたらどうでしょう。

 

きっと、ひとつのご家庭を壊してしまった罪悪感で夜も眠れないです。

 

これほど究極的な結末になることもそうないかもしれませんが、少なくとも可能性自体は発生するワケなので、やっぱり心のどこかにモヤモヤは残ると思います。

 

ある意味、

 

「自分が良識的に受けたくないご相談=自分のメンタルを乱すご相談」

 

…とも言えるでしょう。

 

占い師とてひとりの人間で、自分の人生しか経験できません。それゆえにひとりの人間としての価値観しか持てないのです。
その範囲外のご相談が来れば戸惑ってしまいますが、それは自然なことではないかなと…。

 

わたしは駆け出しの頃、「占い師になったらどんなご相談でも受けなくちゃ!」と必要以上に力んでいましたが、今は自分の心のざわつきに逆らって、なんでもかんでも抱え込んでいるとメンタルを壊すもとになると思っています。

 

そうでなくても元々占い師って気を遣う仕事なんですから、占い師自身の心の健康も大切にしないといけません。

 

ですが、辞退そのものにも「ケア」は必要

 

ではいざ、そういうご相談が持ち込まれたら実際にどう対応すればいいでしょうか?

 

「わたしは不倫成就のご相談はお受けしていないのです。申し訳ありません」

 

といって終わりならカンタンですが、クライアントさん側の気持ちとしてはどうでしょう。

 

もしわたしがクライアントさん側だったら、けっこうショックじゃないかと思うんですよ。

 

というのは、占い師自身にその気がなくても、ご相談を辞退するって、少なからず人格を否定されたような気持ちにさせてしまうことがあるからなんですね。

 

ちなみにわたしは「罪を憎んで人を憎まず」じゃないですが、不倫成就のお手伝いはできないにしても、このクライアントさんご自身を敬遠することはありません。

 

(まあ、中には「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」になるタイプの占い師さんもいるかもですが…)

 

なので、わたしなら本格的にお断りする前にいちど、

 

「申し訳ありません、わたしは不倫『成就』のためのセッションというのはお受けしていないんです。

 

ですが、「脱却」する方向でのセッションならいつでも大丈夫です。

 

○○さまのご希望には添えないご提案かと思いますが…」

 

といった感じでワンクッション入れます。

それでも『成就』をご希望された場合は、あらためて丁重にお断りを入れます。
また、ご相談内容によっては他の占い師さんを紹介したりすることもありますね。

 

いずれにせよ、「あなたがキライだからセッションを断っているのではない」という姿勢を見せるのが大事かなと思っています。

 

わたしはひとつの申し込みでも、その重みやありがたみをわかっているつもりです。

 

自分のサイトやブログを見て、この人に相談してみたいと思ってくれた。

 

勇気を出して申込みフォームを記入し、送信を押してくれた。

 

返事が来るまでの間、この人なら一体わたしにどんな言葉をかけてくれるのだろうと、期待に胸を膨らませてくれていた。

 

そんな方に、

 

「お断りというすげない返事が来て、こんな相談をしようとしている自分まで、拒絶された気分になった…」

 

…そういう気持ちを味わわせるのは、さすがに申し訳ないです。

 

わたしの場合は、「そのご相談は受けられない」というポイント以外はなにも問題ないので、今後大事なクライアントさんのひとりになりうると思って接しています。

 

自分ができない分野も、それを得意とする占い師さんは他にきっといる

 

また、自分の他にも占い師さんは星の数ほどいます。

 

自分が不得意な分野も、逆にそれを得意とする占い師さんもきっといると思うんです。

 

なので、特定のご相談を辞退することに罪悪感を感じなくてもOKだし、色々なタイプの占い師さんで役割分担をしあっていけばいいんじゃないかなと思っています。

 

(こんなふうに考えてるせいか、わたしにとって同業さんはライバルではなく、同じ組合の人みたいな感じです笑)

 

さっきも書きましたが、占い師自身もしょせんはひとりの人間にすぎず、自分ひとり分の人生とその経験しかカバーできません。

 

 

当然人によって、培ってきた価値観もまったくちがいます。

 

キャパシティを超えるご相談が来たら無理をしない、ときには他の占い師さんにお任せしてみる…というのも、長く続けていくうえでは大切ではないでしょうか。

 




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ABOUTこの記事をかいた人

村上絵梨子

1983年東京生まれ。

神奈川・横浜にて西洋占星術講座「エレオノーラ」を主宰するかたわら、本サイト「西洋占星術とタロットの学校」の全記事執筆・運営管理もしています。

使用占術は西洋占星術、タロット、ルノルマンカード。非霊感系です。

占いやスピリチュアルは現実に生かしてナンボなタイプで、地に足のつかない感じのフワフワしたスピはちょっと苦手。

普段は酒と塩っからい食べ物をこよなく愛する34歳です。
学習院大学文学部史学科卒。