こんばんは、村上碧です。
この間なんとなくバイキングを見ていたら、歌手のASKAさんが例の薬物事件の告白本を出すとかで、ちょっとした特集が組まれてました。
2014年に逮捕されて、有罪判決が出た後にダルクでリハビリしたものの、去年の11月にまた逮捕されて…という流れだったかな?
で、再逮捕されたあとは尿検査にお茶を出して?不起訴になった??という…。
その上年始にはご自身で新レーベル「DADA」を立ち上げたというニュースも流れていましたね。
ここまでの経緯も相当「???」な感じですが、合間合間に紹介されるご本人のブログの内容も、正直言って何が何やら状態…。
わたしはそれまでASKAさんのホロスコープを見ていなかったんですが、この一連のハチャメチャな流れと彼のブログでの言動を見て、何となく思い浮かべたのは、「海王星」と「魚座」でした。
西洋占星術を学ばれている方ならご存知かもですが、海王星は数多いキーワードの中に「ドラッグ」というものがあります。
また、魚座は目に見えないものや精神世界に深い関連がある星座で、よく出ればアーティスティックに、悪く出れば浮世離れするエネルギーを持っています。
なので、ホロスコープの中で海王星や魚座がなんらかのカタチで強調されている方というのは、現世を生きながらにして異次元に片足突っ込んでるような危うさ(=「フシギな魅力)があったりするんですね。
ASKAさんの出生情報を調べてさっそくホロスコープを出してみると、これがまあ…最初のカンはなかなか当たってまして。
太陽は魚座で、海王星は金星、天王星、月とグランドクロスを作っているという配置でした。
グランドクロスとは、180度の惑星の組み合わせが交差し、ホロスコープの中に正三角形が現れる、とても緊張感にみちた配置です。
これが彼のホロスコープです。
■飛鳥涼さん 1958年2月24日 15:10 福岡県大野城市生まれ

わたしは採用しているオーブ(許容度)が若干狭いので、上の図にはアスペクトラインが出ていませんが、金星と天王星はオポジション(180度)とみなしてOKです。
彼の場合は幸い出生時間もわかったので、ハウスまで読むことができます。
彼はメインの10天体のうち、5つがアンギュラーハウス(第1、4、7、10)に入っているので、元々かなり強いエネルギーをもったホロスコープの持ち主です。
とくに、本人のイメージを示す第1ハウスに個性を示す天王星が、仕事や社会貢献を示す第10ハウスに、大衆からの人気を示す月が入っていますので、彼が音楽業界でここまでの大物になれたのもうなずけます。
ですが、例の海王星が、月とオポジション(180度)、天王星とスクエア(90度)になってるんですね。
これは、「海王星的なこと」で地位や人気を極端に上げ下げさせたり、唯一無比のイメージにキズをつけやすい、と読むことができます。
もちろん、上にも書いたように海王星には色々なキーワードがありますので、彼と同じ配置を持っている人でも、なにが当てはまるかは人それぞれですが…
ASKAさんの場合、それが「おクスリ」になってしまったのかもしれませんね。
あと、これはトランジット(未来予測の技法のひとつ・発展講座で学習します)での話になりますが、最初に逮捕された時点(2014年5月)で、彼の出生ホロスコープには海王星がコンジャンクション(0度)になっていました。
この配置は、アイデンティティ(太陽)に、海王星的な影響が強烈におよぶ…と読み解けますから、まあ、言わずもがなです。
だいぶ前の話になりますが、酒井法子さんも同じように薬物で逮捕されたとき、やはりまったく同じ配置ができていたんですよね。
(こういう一致を見つけると、やっぱり占星術ってすごいなあ、って思ってしまいますが…)
海王星は動きがかなり遅い天体なので、ASKAさんの場合、今現在ちょうどこの配置の影響を離れたばかり。
果たして彼は真人間に戻っていけるでしょうか?
それにしても彼の新レーベル名、「DADA」ですが…。これは20世紀初頭に起こった芸術運動「ダダイスム」から来ているそうです。
ダダイスムは既存の常識を打ち破るといった思想ですが、これは海王星が発見されてからほどなくして生まれたもの。
実はこういった「新しい理想」も、まさに海王星のキーワードでありまして…。
そう考えると、ASKAさんは根っから海王星を宿したスピリットを持っていらっしゃるんだな~と思えてしまうのです。
これから彼が海王星を、アーティストとしてプラスになるようなよい使い方(「イマジネーション」や「インスピレーション」のように)をしていってくれることを切に願います。