こんばんは、村上碧です。
今回は誰もが一度は気にしたことがあるであろう、男女の「相性」についてのおハナシです。
ときどき婚活中の方などから、「こちらの男性たちの中で、誰がわたしと相性がいいでしょうか?」といったご相談が来ることがあります。
このあたりって、リアルに切実な問題ですよね~。
(特に婚活の場だと最初はなかなかお相手の素が見えなかったりしますから…)
エンタメ系の本なんかだと、「何座と何座は相性がいい or 悪い」みたいに書かれていることも多いので、ホロスコープを見れば、自分に合う人かどうかがサクッとわかるんでは?と思ってしまいそうですが…
じつは、男女の結びつきを占星術でさぐるというのは、そうそう単純な話でもないんです。
というのは、西洋占星術の世界には「相性のよしあし」のほかに、「縁の強さ」という考え方があって、しかもそちらの方が影響力が大きいのです。
つまり、相性が悪くても、縁さえ強ければ結婚にいたりやすいワケですね。
これはふたりのホロスコープを重ね合わせたときの星の配置を見るとわかるモノで、「縁の強さを示す配置」が多ければ多いほど、結婚する可能性が高くなります。
(ちなみに、縁の強さを示す配置のパターンはいろいろ)
なので、相性が良くて縁も強いのでなんなく結婚しちゃうカップルもいれば、相性自体は悪いけれども、なぜか引き合って結婚するカップルもいるのです。
わたし自身は完全に後者パターンで、主人とは占星術上での相性はいろんな面でサイアクですが(笑)、縁はやたら強いのでこうして結婚しました^^;
(でもすごく仲良くやってますよ。占星術のおかげで笑)
なぜこういう現象が起きるのか…
わたしの実感としては、やっぱり「お互いにとって学びがありそうな人と結びついたほうが、魂の成長につながるからなのかな~」、と。
わたしたち夫婦の場合、ホロスコープを見るとどうやら「補い合うこと」がテーマみたいです。
ちょっとだけすでに占星術を知っている人向けに専門的な話をすると、(分からない方は読み飛ばしていただいて全然OKですよ~)
いくつかある「縁の強さを示す配置」のうち、いちばん際立っているのが、
「お互いのディセンダントに、お互いの太陽がコンジャンクションしている」
…というものなんですね。
ディセンダントというのはアセンダントの反対側にある軸で、一般的には「苦手なこと」や、「社会とのかかわり方」をあらわすとされるポイントです。
わたしはディセンダントが山羊座なので、実は何かをコツコツやったり、理屈っぽいことが面倒で苦手だったりするのですが…
主人は太陽が山羊座なので、逆にそのあたりのことが自然にできる人です。
一方で主人はディセンダントが双子座なので、テキトー力にとぼしく、人づきあいもあまりうまくないのですが、
反対にわたしは太陽が双子座なので、そのあたりはチョチョッと意識せずにできたりします^^;
こんな感じで、わたしたちはお互いにないものを持ちよって助け合うことが、占星術上の目標になっているカップルなのです。
そしてそれは時に摩擦を生みはしますが、お互いに深い学びをもたらし合います。
もちろん、みんながみんなこのパターンではなく、星の配置の種類によって、どんなテーマを持ったカップルになるかは全然ちがってきます。
まれに相性ピッタリ&縁もガッツリみたいな人と結婚して、超円満な夫婦生活を満喫するのが、占星術上の目標になっているようなカップルもいたり。
(ぶっちゃけ、このパターンが一番うらやましいですけどもね笑)
なので、ほんとうに男女の結びつきのあり方というのはそれぞれです。
そんなわけで、すべてにおいてカンペキな相性というのは実はほぼない、と思っておいた方がいいかもしれません。
どんなに相性がよくっても、どっかしら、アラはあります。
そのかわり、この人とはどんな縁で結ばれているんだろう?という考え方をすると…なんだかすごくロマンがありませんか?
一見「合わなそ~~~」と感じるお相手でも、実はあなたさまを成長させてくれるものすごい可能性を秘めている人かもしれないのですから…。