こんばんは、村上碧です。
あさっての12/26は日食です。
日食とは、いつもとは違う特別な新月、ととらえてください。
月食と日食を総称して「食(イクリプス)」と呼びますが、食は伝統的に、
食が起こるサインやハウスにかかわることが
①「強調される」あるいは
②「凶兆がある」
…と読みます。
こちらのサイトでは①の「強調される」というとらえ方でお伝えしていきたいと思います。
今回は山羊座4度、第8ハウスで起こります。
こちらが日食図です。

今回日食が起きる山羊座は、「正しく在る」星座です。
そしてそのエネルギーは第8ハウスで発揮されることになります。
第8ハウスは人間の内面的な世界を示す領域です。
今回の日食は、「自分の正義を追求する」時期であることを暗示します。
今回の日食図でとても印象的なのは、山羊座に太陽&月だけでなく、木星、土星、冥王星と、5つもの天体が集中して入室していること(うち太陽、月、木星はステリウム)。
木星は「良識」、土星は「自制心」、冥王星は「強制力」を示す天体ですので、この日食は
・公明正大でありたい
・自分の正義を追求したい
という思いを強める作用があるでしょう。
もちろんそれ自体は間違いなくいいことですが、今回の日食の場合、少々心配なのはそれが行き過ぎて極端になってしまいそうなところ。
同一の星座のなかに3つ以上天体が入ると、どうしてもその星座の性質が良くも悪くも強調されるのです。
山羊座のポジティブ面は先ほど触れた通りですが、ネガティブに出ると独善的になったり、支配的な思考に陥ったりすることがあります。また、第8ハウス自体もあまり表立っては見えない部分を示す領域なので、より偏ってしまいやすい面があります。
意識したいのは、山羊座の星々を挟むようにして配されている射手座の水星と水瓶座の金星。
射手座と水瓶座はともに山羊座に隣り合う星座ですが、隣同士の関係性にある星座同士は異質でありながら、お互いを助ける作用をするのです。
射手座の水星は広い視野でものごとをとらえるのを助け、また水瓶座の金星は個々人のスタンスを等しく尊重するよう働きかけます。
自分にも正義があるように、他者にもまた異なる正義があることも忘れないようにしましょう。
さて、みなさまは今回の日食のエネルギーをどんな風にとらえるでしょうか。
なお、サビアンシンボルから読み解く今回の日食の裏テーマも読み解きますが、そちらの内容はあさって20時の配信のメルマガでお伝えしたいと思います。