こんばんは、村上碧です。
あさっての9/14は満月です。
今回は魚座21度、第3ハウスで起こります。
こちらが満月図です。
今回満月が起きる魚座は、理想と幻想の星座です。
そこに実際性と克己心をあらわす乙女座の太陽のエネルギーが、強力に注がれています。
そしてそのエネルギーは第3ハウスで発揮されることになります。
第3ハウスはあらゆる思考の領域です。
先日の乙女座の新月では、「自分をより高いレベルに引き上げていく」ことがテーマでしたが、今回の満月も新月時に引き続き、乙女座に火星、太陽、水星、金星と4つもの天体が入っています。
うち太陽・金星・水星はステリウムとなり、乙女座の自己鍛錬にかかわる体験を強烈に引き起こしやすい配置です。
一方月は魚座に配されての満月となっていますが、上記の配置を総合的に見ると、今回は精神面で少々注意が必要な時期かもしれません。
というのは、乙女座と魚座のコンビネーションは、「こうありたい」という理想が膨らむ一方で、現実の不十分な状況が通常以上に目につきやすく、何かと打ちひしがれやすい心持になりやすいのです。
しかも今回の満月(太陽&月のオポジション)は、間に希望を示す木星が入ってTスクエアにもなっていますからなおのことでしょう。
今回の満月は、自分の想定している流れや思い描く方向性とはうらはらに、そこに到達できない自分を責め、不必要にもがいてしまいがちな時です。
この難しい時期を過ごすためのキーはふたつありますが、まずひとつは月の近くにある海王星になります。海王星は深い安らぎによって痛みを鎮める天体です。
もうひとつは底力を示す冥王星ですが、こちらは満月に対して「調停」という複合アスペクトをとる位置に配され、満月の衝撃をやわらげます。
これらの要素を総合的に読み解くと、自分にないものばかり求めず、もともと持っている要素にも折に触れてフォーカスすることで、渇望感を和らげることができる…ということになりそうです。
前回の新月に引き続き、「持っていないもの」へのコンプレックスに振り回されず、すでに「持っているもの」にもしっかり目を向けていくことが大事ですね。
なお、サビアンシンボルから読み解く今回の満月の裏テーマも読み解きますが、そちらの内容はあさって20時の配信のメルマガでお伝えしたいと思います。