こんばんは、村上碧です。
あさっての7/3は日食です。
日食とは、いつもとは違う特別な新月、ととらえてください。
月食と日食を総称して「食(イクリプス)」と呼びますが、食は伝統的に、
食が起こるサインやハウスにかかわることが
①「強調される」あるいは
②「凶兆がある」
…と読みます。
こちらのサイトでは①の「強調される」というとらえ方でお伝えしていきたいと思います。
今回は蟹座10度、第1ハウスで起こります。
こちらが日食図です。

今回日食が起きる蟹座は、養育と保守の星座です。
そしてそのエネルギーは第1ハウスで発揮されることになります。
第1ハウスはセルフイメージや価値観を示す領域です。
今回の日食は、「自分だけの価値観をはぐくみ、外側の雑音から守り抜く」時期であることを暗示します。
先日の射手座の満月では、積極的にさまざまな人々と交流を持ち、内面的な向上をめざすことがテーマでしたが…
今回の日食では、同様のテーマが引き続き、より「孤独・内向きな形」で強調されます。
前回の満月ではパートナーシップや交流を示す第7ハウスで、太陽と金星が前向きなエネルギーを放っていましたが、今回の日食では一転して土星と冥王星が入室。そのうえ土星は第1ハウスにある太陽&月にオポジション(180度)を取っています。
もしかしたら、周囲からあなたの考えやスタンスに対して、何か否定的な反応をされたり、さらには抑圧されたりすることがあるかもしれません。
また、魅力を示す金星は「隠す」ハウスである第12ハウスに、葛藤を示す火星が「生来の才能や持ち味」をも意味する第2ハウスにあるので、本来持っている力を十二分に発揮できないように感じられ、もがくことも多々出てくることでしょう。
ですがそういった逆風に負けることなく、自分の「芯」を守ることが、この時期においての自己成長につながることを、蟹座は教えてくれます。
蟹座は通常は柔和で穏やかな包容力あるエネルギーを持つ星座ですが、攻撃や侵略を受けると一転して固い守備に転じます。そればかりか、必要とあらばハサミを振りかざして戦うことも厭いません。
これがおとなしくたおやかであるとされる蟹座が、三区分における「活動」の星座に分類されるゆえんです。
人々と交わる中では、もちろん柔軟な適応能力も大切。ですが、今回の日食の時期においては「フレキシブル」であるよりも、「一本気」であることの方が重要になります。
人は様々な価値観を持っています。時には相いれないような考えを持つ人とも出会うでしょう。
時にはそういった人々との戦いを余儀なくされることもある…。今回の日食はそんな厳しいことをも教えてくれているように思えます。
さて、みなさまは今回の日食のエネルギーをどんな風にとらえるでしょうか。
なお、サビアンシンボルから読み解く今回の日食の裏テーマも読み解きますが、そちらの内容はあさって20時の配信のメルマガでお伝えしたいと思います。