こんばんは、村上碧です。
あさっての1/21は月食です。
月食とは、いつもとは違う特別な満月、ととらえてください。
月食と日食を総称して「食(イクリプス)」と呼びますが、食は伝統的に、
食が起こるサインやハウスにかかわることが
①「強調される」あるいは
②「凶兆がある」
…と読みます。
こちらのサイトでは①の「強調される」というとらえ方でお伝えしていきたいと思います。
今回は獅子座0度、第2ハウスで起こります。
こちらが月食図です。
今回月食が起きる獅子座は、創造性と自己表現の星座です。
そこにオリジナリティとエッジをあらわす水瓶座の太陽のエネルギーが、強力に注がれています。
そしてそのエネルギーは第2ハウスで発揮されることになります。
第2ハウスはよく金銭の領域と言われますが、愛着と所有といったところもつかさどります。
今回の月食は、「自分の愛することを、自分流に表現していく」時期であることを暗示します。
先日の山羊座の日食では、「自分のビジョンを実現するため、綿密にプランを立てること」がテーマでしたが…
今回の月食では、「そのプランをもとにビジョンを表現する」ことがテーマ。
ですがそれにあたって重要なのは、ご自身なりのスパイスが必要不可欠となる点です。
月食は獅子座0度という非常に若い度数で起きていること、また、太陽とのオポジション以外のアスペクトが形成されてないことから、非常に純度の高いエネルギーを放つことになります。
金星は火星とトラインに、また木星とはコンジャンクションとなっているのでモチベーションは十二分ですし、うまくこれらの配置をつかいこなせれば今後の成長へも大いにつなげることができるでしょう。
ですが少々心配なのは、水星にハードなアスペクトが多いこと。天王星とのスクエアや冥王星とのコンジャンクション、アセンダントとのクインカンクスがつくられています。
これらは少々考え方が極端になりすぎることでトラブルが引き起こされやすい配置なので、気を付けないと知らず知らずのうちにご自身のイメージや品位を損なう恐れがあります。
「自分流」は、ゆきすぎれば「嫌味な押し付け」に転じてしまいますので、注意です。個性は周囲との調和も意識することでより際立ち、良い影響を広げます。
なお先ほど触れたように、今回の月食の配置的にエネルギーが強く出やすいこともありますので、次の新月までの間は「星の力を引き出す」よりも、「星の力をうまくコントロールする」ことがカギとなるでしょう。
さて、みなさまは今回の月食のエネルギーをどんな風に使っていくでしょうか。
なお、サビアンシンボルから読み解く今回の月食の裏テーマも読み解きますが、そちらの内容はあさって20時の配信のメルマガでお伝えしたいと思います。