こんばんは、村上碧です。
あさっての1/6は日食です。
日食とは、いつもとは違う特別な新月、ととらえてください。
月食と日食を総称して「食(イクリプス)」と呼びますが、食は伝統的に、
食が起こるサインやハウスにかかわることが
①「強調される」あるいは
②「凶兆がある」
…と読みます。
こちらのサイトでは①の「強調される」というとらえ方でお伝えしていきたいと思います。
今回は山羊座15度、第10ハウスで起こります。
こちらが日食図です。
今回日食が起きる山羊座は、管理と統制の星座です。
そしてそのエネルギーは第10ハウスで発揮されることになります。
第10ハウスはあらゆる自己実現・社会貢献の領域です。
今回の日食は、「自分のビジョンを実現するため、綿密にプランを立てる」時期であることを暗示します。
先日の蟹座の満月では、「精神的なよりどころを作ること」がテーマでしたが…
今回の日食では、それをもとに「自分がこの世で体現したいことは何かをふまえ、その『実現』に向けて集中する」ことがテーマとなるのです。
今回日食が起きる山羊座および第10ハウスには、度数の若い順から水星、土星、太陽&月、冥王星と、実に5つもの天体が密集している状態。
特にわたしが注目したのは、太陽&月が山羊座のルーラーである土星と、そして並々ならぬ底力・抗いがたいパワーを示す冥王星とがそれぞれコンジャンクション(0度)をとり、ステリウムという特殊なアスペクトを形成していることです。
これは、もとより強調されていた山羊座と第10ハウスが、さらに強められることを表しています。
そしてもうひとつ着目したのは、サウスノードも第10ハウスに入り、太陽と月に比較的近い配置にあることです。
サウスノードはすでに習熟していること・得意としていることを示しますが…
これは今回のテーマを意識するにあたって「すでにある程度学習したこと、生来好んで取り組んでいることが、大いに役立つ可能性」を示唆しています。
心当たりのある方はぜひ参考にされてほしいところです。
全体的にチャートを見渡すと四区分は地、三区分は活動が大いに強調され、「リアリズム」「実行」の気運にあふれていますが、よく見ると太陽&月、土星には海王星の柔らかく、イマジネーションをかきたてるエネルギーが、セクスタイル(60度)というかたちでそえられています。
これはともすると「目に見えるものにこだわりすぎてしまいやすい」ところに、インスピレーションや夢といった、「目に見えないもの」も意識するよう、さりげなく忠告しているように思えます。
ビジョンを実現するにあたり、現実との折り合いをつける段階でいろいろな要素をそぎ落とすことになるかもしれませんが、コアにある「理想」は、けして忘れ去ることのないようにしていきましょう。
さて、みなさまは今回の日食のエネルギーをどんな風に使っていくでしょうか。
なお、サビアンシンボルから読み解く今回の日食の裏テーマも読み解きますが、そちらの内容はあさって20時の配信のメルマガでお伝えしたいと思います。